『人は死なない』矢作直樹 その②

『人は死なない』矢作直樹 2023年9月27日 第32刷発行 その①でも延べましたが、矢作先生は、東大の名誉教授で、それまで軽視されていた総合救急医療とその教育体制を東大病院に作った人です。 ②では、この本の第三章の「非日常的な現象」から一部を引用して論…

『人は死なない』矢作直樹 その①

『人は死なない』矢作直樹 その① 2023年9月27日 第32刷発行 前回まで、血圧のことを調べて、その関係の医者の本を紹介していました。しかし、今回、たまたま東大病院の医者の矢作先生という方の本を買いました。ただ、医者の本でも病気の話ではないです。 続…

血圧の話 結論 7冊の本を読んで

7冊の血圧の本を読んで、どう感じたか。 どうも医学は、権威の学問のような性質があって、定説を覚えるという傾向か強いと思いました。それは法律学なんかは、そうですね。 つまり、権威や定説をそのまま暗記するという傾向がわりに強いのでしょう。 私が読…

血圧の話その7 『「抹消血管」を鍛えると、血圧がみるみる下がる』

『「抹消血管」を鍛えると、血圧がみるみる下がる』 池谷敏郎2019年11月30日第14刷発行 血圧の話その7 まず著者の自己紹介を引用します。 「池谷医院院長の池谷敏郎です。本書は、私が初めて書く「血圧」の本です。・・・私はこれまで「血管を鍛える」、ある…

血圧の話その6(大動脈解離になったので) 『高血圧は薬で下げるな!』浜六郎

『高血圧は薬で下げるな!』2006年6月5日11版発行 浜六郎 血圧の話その6 浜六郎先生の経歴は変わっていて、阪大医学部を出て大阪府衛生部を経て阪南中央病院に勤務しています。その後に、独立医薬品情報誌を創刊したり、医薬品の情報収集や広報活動をしていま…

血圧の話その5(大動脈解離になったので)『血圧がみるみる下がる!8秒ジャンプ』

『血圧がみるみる下がる!8秒ジャンプ』2022年5月23日第2刷発行 伊賀瀬道也 血圧の話その5(大動脈解離になったので) 副題は「国立大学教授の高血圧専門医が開発した新メソッド」です。 著者の伊賀瀬道也さんは、副題にもあるように愛媛大学の教授兼付属病院…

血圧の話その4(大動脈解離になったので)『薬・減塩に頼らない血圧の下げ方』

『薬・減塩に頼らない血圧の下げ方』2023年3月7日第1刷発行山口貴也 血圧の話その4(大動脈解離になった) 著者の山口貴也は山口醫院の医者です。この本の特徴は、2023年3月7日第1刷発行と新しい点です。それが、副題の「最新医学データーが導き出した」につ…

血圧の話その3(大動脈解離になったので) 『高血圧の9割は「脚」で下がる!』

『高血圧の9割は「脚」で下がる!』石原結寶 2016年7月1日 第2刷 石原先生は、人参・りんごジュースで有名な人です。自然治癒力系統の人で、私も昔から好きな先生です。石原先生の断食クリニックは有名で、そのクリニックは、保守の論壇をひっぱっていた上智…

血圧の話その2 (大動脈解離になったので) 『血圧を下げる最強の方法』  

血圧の話その2 『血圧を下げる最強の方法』 渡辺尚彦 2018年8月5日第1刷 著者の渡辺尚彦は東京女子医科大学教授です。渡辺先生は、24時間365日、自分の血圧を測り続けているというマニアックな先生です。 この本の特徴は、渡辺先生ご本人が24時間ご自分の血…

血圧の話その1 (大動脈解離になったので) 『血圧心配性ですよ!』松本光正

血圧の話 その1 「血圧心配性ですよ!」松本光正 2009年9月18日 第3刷発行 実は私は、この前、2週間ほど入院しました。それで、最高血圧が150くらいあったので100くらいに薬で下げられています。今も血圧の薬を飲んでいます。血圧について調べたいと思います…

高橋淳を読む 2回目 『淳さんのおおぞら人生 俺流』

人生を楽しむ生き方 高橋淳 『淳さんのおおぞら人生 俺流』2008年8月25日 初版 この本は先に紹介した、『95歳、余裕綽々 世界最高齢パイロットの人生操縦術』という本のの10年前に出た本です。 この本には「航空界の至宝 85歳、現役パイロットが語る 空への…

高橋淳を読む 1回目 『95歳、余裕綽々 世界最高齢パイロットの人生操縦術』

1つの生き方 2018年3月25日初版『95歳、余裕綽々』高橋淳 著者の高橋淳は、95歳の現役パイロットです。この本で、彼の生き方の流儀を覗いてみたいと思います。流儀というと固い言葉ですが、センスやスタイルと言う言葉の方が彼にはあうかもしれません。 彼は…

上原正吉『商売は戦い』を読む 第4回 「奉公人根性を去れ」

上原正吉 著『商売は戦い』118P奉公人根性を去れ この『商売は戦い』は、わりに正直に書いているので、面白いのです。今回は、この本の118Pの「奉公人根性を去れ」を考えます。 奉公人根性とは ここは、実は意外に難しい内容があるのですが、まず、彼の文章…

上原正吉『商売は戦い』を読む 第3回 「寝ろと言っても寝ない」

昭和39年7月7日初版『商売は戦い』上原正吉 著 上原正吉は、総合薬品メーカーの大正製薬を作った人です。彼の著書の『商売は戦い』を読む、その3回目です。 寝ろと言っても寝ない この本は、わりに正直に書いているので面白いのです。この本の70Pに「寝ろと…

上原正吉『商売は戦い』を読む 第2回 「かわいがれば好きになる」

昭和39年7月7日初版『商売は戦い』上原正吉 著 上原正吉は、大正製薬を作った人です。彼の書いた『商売は戦い』を読む、その2回目。 この本は、『商売は戦い』という俗っぽい題名ですが、わりに正直に書いているので面白いのですよ。 かわいがれば好きになる…

上原正吉『商売は戦い』を読む。第1回 「私は幸運な男」 

昭和39年7月7日初版『商売は戦い』上原正吉 「商売は戦い」を読む、第一回目 大正製薬という会社をご存じでしょうか?「ビオフェルミン」や「リポビタンD」や「パブロン」などの名前を知っている人はいると思います。2023年の連結売上高は3000億円くらいです…