ギャッチ郁子 こだわりの話 『魂の実践』

ギャッチ郁子さんの『魂の実践』から、こだわりの話を引用します。


『あるずるい人がいました。あなたはそのずるい人にこだわり続けます。その先入観があるのであなたは、その人は「ずるい人」としかみられまん。その人と話すたびにあなたは「本当にこの人はずるくて嫌だな」ってそこに嫌いが加わりました。「ずるい人」にこだわっていると、あなたは色眼鏡を掛けなければその人を見ることができません。ずるい人を「もういいや~。ずるい人ならそれでいいや~」とこだわりをなくすことによって大分楽になると思います』 

『出来事に対してあるがままー、そのまま受け入れます。ここには感情を入れません。「ずるい人」をそのまま、そう受け入れます。そう「あの人、ずるい人なんだ」って、これでおしまい。「ずるくて、嫌いだな~」は入れません。そのままを受け入れたら、次はそこらこだわらないことが大切です。いいじゃないですか、その人ずるくたって。私にだって嫌なところは沢山あるしー』

『大事なことは、次にその人と接する時に、そのことに「こだわらない」ことです。次に接した時に、まだ「この人はずるい人だな」って思ったら、それをその時点であるがまま(そのまま)に受け入れればいいんです。でも、こだわらないので、その人をそのまま受け入れられます。・・・こうやっていくと、そのうちに「もうどうでもむいいや」となります。あの人はずるいけど、そけがなんなんだ!って。そうなんです。いいんですよ。ずるい人もいて。何事もこだわるのはやめましょう。こだわっているから、そこの場所から動けないのです。手放して別のところにいきましょう』

『それから、自分のこだわりを捨てるのが大変な人は、まずこの話で書いたような言動や行動をする人を思い出すか、接するかしてみてください。自分自身のことは見えないけど、相手のことはよ~く見えるでしょう?このまさに自分のことは棚にあげて、をやってみてください。そして実は、自分もやっていたことに気づいてください』